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<第41回> 新しい音に出逢う -浴衣でカフェライブ -

先日『オーラの泉』という番組で美輪明宏さん(註1)が、
「これからは今までのジャンルにとらわれない、新しい音楽が求められているのよ」とおっしゃったのですが、考えてみると私も昨年から今年にかけて、今まで聞いてきたジャンルや枠組みではうまく説明できないような音楽にたくさん触れてきたような気がします。
そしてその時々にミュージシャンたちが放つ音の不思議や心意気を感じて、驚いたりグッときたり…。心を動かされるというのは他の何にも代え難いことです。
そして昨日も偶然足を運んだカフェライブで、またまた今までに聞いたことのない新しい音楽に出逢ってしまったのです!

大阪・天神橋近くにある“dining IOR?I”と“event space 雲州堂”は歴史ある蔵を改装したなかなか雰囲気のある建物。
IOR?I(イオリ)ではゴマやスパイスの風味がきいたお料理が、雲州堂では週末を中心にライブやイベントなどを楽しむことができます(註2)。

カフェでのライブは普通のライブハウスとは違って、ゆったりとお店の雰囲気やお料理を味わいながら音楽を聞くことができるので、結構好きなんですよね。
神戸や大阪でライブをやっているカフェをチェックして、おもしろそうなものがあると足を運んでみる私。HPの情報だけを頼りにピックアップするので、どんな音楽なのかはじまってみないとわからない…、そんなところも私的カフェライブの楽しみ方。
全く期待していない気楽さもある。音楽がハズレでもカフェのインテリアやお料理が楽しめたらそれでいい。逆にアタリだったらすっごく得した気分。
で、今回は毎週木曜に投げ銭ライブ(註3)をやっている雲州堂にやってきました。結果的にこの日のライブはものすごいアタリだったのですねー。

まず小川賀子さん。今回はモリマモリ族という6人のユニットの中から、小川賀子さん(ギター・ボーカル)を含む3人での演奏。

これが不思議な音楽なんです。なんといっても声。小川賀子さんはもちろん、他の2人の方の声もステキで、3人の声が合わさったときに力強さを感じる。ホーミーや他の民族音楽の影響もあるようですが、とってもオリジナルな印象。童謡作家だったおじいさまの詩に小川賀子さんが曲をつけた歌なんてホントに不思議な雰囲気。
いやー、楽しかった。次回はモリマモリ族、ぜひ見てみたいです!

次に鞴座(ふいござ)。ぐっと渋く、おやじ2人(バグパイプやサックス、笛などの吹き物担当のおっさんとギターのおっさん)とアコーディオンを奏でる女性の、これまた3人組。

アイリッシュ・ケルトやフランスのミュゼットなどのヨーロッパ各地の民族音楽と、その影響を受けたオリジナル曲を演奏。バグパイプの音なんて生ではじめて聞いたかも。
MCでは吹き物担当のおっさん、ミュージシャン一本で生きることの悲哀を語る。投げ銭、ぜひお札で入れてね…等々。渋い。
ぐいぐい引っ張っていくようなビート感のあるギターがかっちょいいなーと思っていたら、この方、本職はドラマーだそうです。妙に納得。

ここまでずーっと音楽の話でしたが、ここで唐突にカラーの話。
この日、私に付き合ってくれたのは、このブログにもよくコメントを寄せてくれるふたばさんです! YEAH♪
ブログ上で盛り上がっている“浴衣大好きSISTERS”のおでかけ企画の第一弾として、このカフェライブを選びました。

ふたばさんとはWABカラースクールのイメージとスタイリングのクラスで知り合いました。ふたばさんのカラータイプはサマー(註4)、パープルの浴衣に淡いピンクの帯をふんわりと結んでいました。かわいらしくてよくお似合いですよね。
浴衣は和裁士のお姉様のお手製。他にも迷彩柄の浴衣をお持ちだそうですよ。迷彩柄ってめずらしいですよね。見てみたいなぁ。

私はというと白地に紺の朝顔の柄。白地の浴衣は盛夏の強い日差しに映える気がします。
この浴衣は「白地の浴衣を着せたい!」という母の強いこだわりで作ってもらいました。もう10年以上前のこと。でも当時は全然似合ってなかった気がする。白地はむずかしい。キリっと着こなさないと寝間着みたいになってしまう。
この日はいただきものの赤に黒縞の帯に、これまたいただきものの黒と赤の鼻緒の下駄を合わせました。少し落ち着いた赤がピッタリで、帯と下駄、このために揃えたみたい。白地にキリっとアクセントになっているように思うのですが、いかがでしょうか。

この前日、試験を受けられていたふたばさん、2人でお疲れ様会をしました。完全に私の趣味で選んだカフェライブだったけど、ふたばさんも気に入ったみたいでほっと一安心。
カラースクールに通ってから、それまで私のまわりにあまりいなかった20代の女性たちとお友達になれてちょっとうれしい私。いっしょにお出かけすると私まで華やいだ気分になるのはなぜ?
彼女たちにとって、またいっしょに遊びに行きたいな…と思ってもらえるような女性でいたい、そのためには毎日心を込めて過ごしたい…と思うmotokoなのでした。
落ち着いたお店の雰囲気にすっかり長居してしまったけれど、ふたばさん、付き合ってくれてどうもありがとう! また秋の同窓会企画も考えますね。


(註1)
『オーラの泉』の美輪明宏さん、私、大好きなんですよ〜。
70歳を超えたじいちゃんなのに「妖艶」といしかいいようのないあの雰囲気!
妖艶ですよ、妖艶…。うーん、すごい言葉だ。

(註2)
写真はIOR?I(イオリ)の店内とオーダーしたコロッケ。ゴマのソースが美味。
“dining IOR?I”と“event space 雲州堂”に興味のある方はHPをご参照ください。
http://www.iori-unshudo.com/

(註3)
「投げ銭ライブ」というのもカフェライブ独特のシステムだそうです。
お金が客席からステージに投げられステージ上には札が舞う…ということではなく、その日のライブ代をお客さんが決めて投げ銭箱(たった今命名しました)にお支払いするというもの。
実は今回はじめての「投げ銭ライブ」体験だったのですが、自分で値段を決めるという行為は結構緊張するものです。

(註4)
色相・彩度・明度ごとにグルーピングされた色とりどりのドレープを顔元にあて、顔色の変化を見ながらあなたに似合う色を導き出すカラー診断。
色のグループには、サマー・スプリング・オータム・ウインターという4つのシーズンの名前がついているのですが、サマーは青みの入った明るく抑えた色合いのグループ。上品・フェミニン・涼しげな色のイメージで、似合う方もそういった雰囲気をお持ちの方が多いです。
colorsmotoko | art&music | 22:53 | comments(2) | trackbacks(1) | - | - |
Comment
カフェライブすごく楽しかったですね〜(*^▽^*)
とても雰囲気があるお店でステキでしたっっ!!!
初めて出逢う音楽に驚きと感動でいっぱいいっぱいでした☆

motokoさんの白地の浴衣姿・・・
粋なかんじでとてもお似合いです♪♪


また、ステキな企画あれば、誘ってくださいねっ!!!

posted by ふたば ,2007/08/12 8:49 AM

ふたばさん! カフェライブ、とっても楽しかったですね〜。
ふたばさんにそんな風に言ってもらえて、“浴衣でお出かけ企画”、第一弾は成功ね…と満足してます。本当にありがとう。

白地の浴衣も誉めていただいて…とってもうれしい。
粋に着こなすまではなかなかむずかしいけれど、なんといっても今年がお着物デビューのわたくし、これからバンバン浴衣を着て「粋」を目指すわ!
ふたばさん、これからも私のYUKATA LIFEにぜひぜひお付き合いくださいね。

posted by motoko ,2007/08/12 10:14 AM










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浴衣の女性が気をつけることをまとめました。ここ数年の浴衣ブームで夏になると街に浴衣姿の女性が溢れかえり日本...
浴衣 通販らんど,2007/08/11 10:38 AM

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