<第409回> せっかくだから伝統色名で


月に一度、着物友達のようこさんと着物でお出かけ。1月だから華やかな着物を…と思い、従姉妹から譲ってもらった淡く、優しいピンク色の綸子を選びました。

ツヤのある、はんなりとした着物。伝統色名いうと薄紅でしょうか。裾にいくほど濃く、紫に近い色相(紅紫)にグラデーションしています。私の着物ワードローブの中では珍しく、着物らしいというか、正当派のテイストです。

昨年末、リサイクルきものを扱うながもち屋さんをのぞいたときに、販売員さんの

「着物と帯のテイストを合わせる」という言葉にピン!ときて、

同じく従姉妹から譲ってもらったけど、まだ一度も締めたことのない、全通の帯を合わせてみようと思い立ちました。どっしりと重量感のある古典柄。そして正当派の着こなしをイメージし、京紫の紋付き羽織をコーディネートしました。


帯が固くていつになく着付けに苦労し、

「なんでこんな思いまでして着物を着るんだろう」という泣き言が出ましたが(着物を着るだけでご機嫌な私にしては珍しいと夫が驚いていました)、帯締めも帯揚げも初着用!

おまけに寒さ対策にネットで取り寄せた足袋まではじめて使用という、はじめて尽くしの着物姿が完成♪


生田神社でお参りし、絵馬の前で記念撮影(帯まわりが全く写ってませんが…)。

なぜか洋風テイストの、ラブリーな絵馬をお楽しみください。





で、今年から神社仏閣にお参りしたときには御朱印をいただくことにしました。2011年は御朱印元年です。

生田神社にはオリジナルの御朱印長帳があるのですよ!

しかも、「かわいい」と愛好者達の間では上々の評判。さすがは神戸人、商売上手です。

目の覚めるようなシアンブルー(紺碧)と優しいパステルピンク(薄紅梅)の二色から、

本日のテーマ“はんなりと女度アップ”のピンクをチョイス。

セールで購入して以来、私の着物には上品すぎて出番がなく、この日やっと日の目をみた若葉色の帯締め・帯揚げとともに撮影してみました。









(註)文中内の色名は和色伝統色名のHPを参考にいたしました。http://www.colordic.org/w/

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<第402回> 枯葉のグラデーション

今週は団地の掃除当番でした。
私の住んでいる団地には桜の木が植わっていて、この時期の掃除は大変…なのですが、私は桜の紅葉が大好き! 子供の頃は色付いた落葉を何枚も集めたものです。
濃い黄色、淡いオレンジ、深みのある赤…一枚の葉に微妙なグラデーションがあらわれます。“朽葉色”という枯葉の色を表すことばも味わい深いですよね。

1時間以上かけて集めた枯葉は45ℓ×3袋。ただでさえ大変なのに、合間に写真を撮ったり、枯葉を踏んだときのカサカサっという音を楽しだり…と余計なことをしまくっていたら、いつもの3倍も時間がかかってしまいました。
今週、忙しいのに、つい…。
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<第343回> 早春の色

ここのところ、2月とは思えない暖かさが続いています。春の気配に誘われて、今朝は旗振山に朝日を見に行きました。

ご来光。
日の出前の空は、光とともにすーっと赤みが差して、オレンジともピンクとも言えない微妙な色になります。
「ドーンピンク(=夜明けの色)」、春先の優しい光だからこそ見られる自然の色です。日本にも「東雲(しののめ)色」という伝統色名があります。同じく、明け方の空の色。

旗振山にある須磨浦山上遊園では現在“梅まつり”の真っ最中。早起きの、もうひとつの理由は梅が見たかったから。まだ少し早いかなと思いながら、梅林を覗いてみると…。

すっきりとした白梅に、薄紅から濃い紅まで、色とりどりの姿。


「紅梅(こうばい)色」。春の訪れを感じる色です。
colorsmotoko | 色の名前 | 21:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

<第159回> 藤色

家の近くに藤が咲いているのを発見! 今日の神戸はまさに五月晴れ、ウグイスまで上手に鳴いていました。奥に見えるのは六甲山系の南西端に位置する鉢伏山です。照り映える新緑の中に藤の花房。遠景ですがわかりますでしょうか。

『万葉集』に詠まれ、『源氏物語』にも登場し、歌舞伎の代表的な演目『藤娘』で舞い踊られる藤の花。日本では昔から山野に自生している、なじみの深い花木です。自然を愛で、季節の移り変わりを慈しみながら、色になぞらえる日本の伝統色名。淡い、青みのある紫は優美さを讃えた色です。
colorsmotoko | 色の名前 | 17:15 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

<第158回> ポピーレッド


オレンジに近い、ビビッドな赤(註1)。
私の住んでいる団地の駐車場に群生しているポピー。これは撮らねば…と前々から思っていたのですが、今日はお天気もすばらしくようやく撮影できました!

さて、ここで唐突にお知らせです。
私の友人のフローリストbeaux coeurs(ボ・クール)のはいじさんが、母の日のイベントを開催します!
【親子で楽しむフラワーアレンジメント】
対象は幼稚園児〜小学校低学年のお子さまとお母さまです。
お子さまには生花でパリスタイルのアレンジを、お母さまにはプリザーブドフラワーのアレンジをお作りいただくとのこと。小さなお子さまにも“パリスタイル”のフラワーアレンジ…というのが、beaux coeursさんらしいこだわりですね。
日時は5月10日(土)11:00〜・14:00〜、料金はお子さま2000円・お母さま5000円。場所はJR芦屋駅北側にある都画廊です。
詳細のお問い合せ・お申込みはbeaux coeursさんまで→yukotatsumi@BEAUXCOEURS.jp
締切は5月6日(火)。母の日はもうスグですね〜。ご興味のある方、ご連絡してみてくださいね。

そしてもうひとつ。
昨年夏よりカラー診断でお世話になっているONO Kurakuen Dog Cafe & Barが5月1日(木)〜ついにBAR仕様になります! 営業時間は17:00〜24:00、定休日も日曜・祝日に変更されるとのこと。ワイン好きのオーナーと楽しく飲みたい方、オススメですよ!
【ONO Kurakuen Dog Cafe & Bar】
住所:〒662-0025 西宮市北名次町1-23
電話番号:0798-74-2266
営業時間:17:00〜24:00
定休日:日曜・祝日
アクセス:阪急苦楽園口駅より東へ徒歩3分

というわけで、COLORS MOTOKOのHPでは先行してお知らせしていましたが、ONO Dog Cafeでのカラー診断は4月末を持ちまして終了することになりました。ONO Dog Cafeでカラー診断を受けてくださった皆さま、そして先日のさくらまつり@ONOにお越しいただいた皆さま、本当にありがとうございました!

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colorsmotoko | 色の名前 | 20:01 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |

<第143回> 菜の花色

「ほんの少し緑が入った鮮やかな黄色」(吉岡幸雄著『日本の色辞典』より)

近所の公園に菜の花が咲いているのを発見し、うれしさのあまり激写! 春ですね〜。

春の花が一斉に咲き始め、まさに「どの花見てもキレイだな♪」状態。タンポポ、クローバー、チューリップetc…。春を感じてニヤニヤしっぱなしのmotokoです。
colorsmotoko | 色の名前 | 22:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |

<第136回> アカ

太陽によって一日が「アケル」。その「アケル」という言葉が「アカ」の語源だといいます。
人が色を意識したのは、太陽がもたらす赤が最初なのかもしれません。赤は陽・火・血の色であり、神と生命の象徴として太古の昔から大切にされてきました。

3月1日〜14日にかけて奈良・東大寺ではお水取りが行われます。お水取りの正式な名称は「修二会(しゅにえ)」。東大寺の僧侶たちが世の中の罪を一身に背負い、一般の人々に代わって苦行を引き受け実践し、二月堂の本尊である十一面観音に国家安泰等を祈る祈願法要です。
奈良に近い、大阪在住の方達から「お水取りはいいですよ!」と異口同音に勧められ、前々からぜひ行きたい!と焦がれていた東大寺のお水取りに、今年ようやく行くことができました。

大きな松明に灯された、赤々と輝く火の光。天平以来欠かされたことのない行法を神聖な気持ちで見守ります。

「京の雅び(みやび)、奈良の俚び(さとび)」という言葉があるそうです。
俚び…正確な意味を知らなくても、響きや字面からなんとなく云わんとしていることがわかるような気がします。質実剛健な天平文化。俚びという言葉からは、京都の華やかな王朝文化とはまた一味違う、古都・奈良の育んできた色が感じられるようです。
久方ぶりに奈良の地を踏み、すっかり魅了されました。今年はもう一度、正倉院展の時期に訪れたいと思うmotokoでした。
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<第131回> 染司 よしおか工房を訪ねて

26日は雨の中、京都・向島にある染色家・吉岡幸雄先生の工房へ行ってきました。吉岡先生は化学染料を一切使わない、古来からの伝統的な染色方法にこだわり、天然染めによる色の再現をなさっている方です。
WABカラースクールの季刊紙に、伝統色や染色にこだわっている方や工房を訪ねてお話を伺う…というページの原稿を書くことになり、企画立案から原稿制作までノリノリでやっている私。今年に入ってから「染司よしおかに行きたい!」と事あるごとに言っていたのですが、どうもスクールの方達には私の“本気”が伝わっていなかったようです。2月のはじめに「吉岡先生の取材アポ、とれました」と報告すると、スタッフの皆さん、相当びっくりされていました。
日本の染色や伝統色などについての著書も多く、私が日頃から参考にしている『日本の色辞典』も吉岡先生がお書きになったものです。新潮選書から『日本人の愛した色』という本が発刊されたので、「新著についてご紹介したいのでお話を聞かせていただきたいのですが」とお願いすると、「2月は忙しいので後半になるけど構いませんか」と言われ「26日なら」と先生指定で取材日が決定しました。
なぜ2月はお忙しいのか。取材のために吉岡先生の著書を読み込んだ私はもちろん存じています。
3月に行われる東大寺の「お水取り」で奉納する椿の造り花、その和紙を染司 よしおかで染色しているからです。2月23日に東大寺に納めるまで、工房では毎日紅花染めに明け暮れているのです。
紅花染めとはその名の通り、紅花による染色です。昔から「寒紅」といわれるほど気温の低い時期の方がさえた色が出るとのこと。先日完成したばかり…という造り椿を見せていただきました。深紅と呼ぶにふさわしい、深みのある色ですね。

「最高級の紅花を使わないとこんな色は出ませんよ」と吉岡先生。中国産の最高級のものを先生自ら買い付けられたそうです。
今、中国産の製品がいろいろと問題になっていますが、先生曰く「中国にはピンからキリまであり差が大きい。ピンのもの、ええもんはホンマにええ。中国には歴史もあるし文化もある。ちゃんと自分で見る目を持たなあかんのや。周りに踊らされたらあかん」。
はい、おっしゃる通りです。しかし耳が痛いのもまた事実。いつも取材時間を大幅にオーバーしてしまう私ですが、この日もたっぷり一時間強お話を伺い、工房写真も撮影し、オマケに春を感じるかわゆい和菓子までいただいて、贅沢な一日を過ごしました。
吉岡先生、お忙しいところ、本当にありがとうございました。これから原稿制作にキバります!

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<第128回> 紅梅色(こうばいいろ)

「早春のまだ雪が舞う頃に凛と咲く梅の花の、紅色である」
(吉岡幸雄著『日本の色辞典』より)

写真の梅の花ように、はっきりとした主張のあるピンク。まさに春を思わせる色です。

紅梅は平安の昔から初春を表す衣の色。『枕草子』でも「すさまじきもの」(第二十三段)の中で「三、四月の紅梅の衣」があげられています。一足早く季節を身に纏い、来る季節への思いを表現するのが日本古来の衣服に関する考え方です。旧暦の3月といえば今の4月にあたります。清少納言的には、桜の季節に紅梅色なんて興ざめだわ…ということなのでしょう。
現存する日本最古のエッセイ集『枕草子』。清少納言ってちょっと毒舌なところがあっておもしろいですよね。
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<第118回> 江戸紫(えどむらさき)

今日は神戸市立博物館で開催中の浮世絵名品展へ。ヴィクトリア アンド アルバート美術館所蔵の貴重な作品が展示されており否応なしに期待が高まります。
今週、BSハイビジョンで喜多川歌麿の特集が放送されていたのでしっかり予習。美人画の大家として名高い歌麿は、浮世絵の中の着物に紫を多用していたとのこと。歌麿の紫へのこだわりは江戸時代の流行色“江戸紫”を表現したものでしょうか。
歌麿が活躍した当時は「奢多禁止令」が吹き荒れた「寛政の改革」のまっ只中。江戸庶民の贅沢を禁じなければならないほど町民の文化が爛熟していた時代だとも言えます。浮世絵に見られる世相もしかり。花魁・遊女・町娘など、浮世絵の登場人物達に「奢多禁止令」によって禁止されている“江戸紫”を着せることは、歌麿なりの幕府に対する反骨精神だったようです。
露草に紅をかけあわせた紫は退色しやすく当時の色をそのまま残している作品は少ないそうですが、それでも歌麿の浮世絵からは青紫(VIOLET)・紫(PURPLE)・赤紫(RED PURPLE)と、微妙な色合わせによる繊細な美しさを感じました。

ポスターやチラシに使われていた歌麿の代表作「八百屋お七」。黒の着物の襟元にちらっとのぞく紫…わかりますでしょうか。

せっかく浮世絵を鑑賞しに行くのだから…とはりきって着物でお出かけ。この日のポイントはアートな帯。深みのある赤に紫・オレンジ・ピンクで描かれた抽象画のような染め帯です。黒に近い、緑のような青のような、微妙な色の大島紬に合わせました。大島紬といえば泥染め。泥の中の鉄分によって黒に近い発色が出るようです。どちらも義母から譲っていただいた物。着物初心者の私には少々難易度の高いコーディネートでした。
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